左利きの苦しみ。左利きだった苦しみ。

左利き経歴

親によると、僕は元完全な左利きで、鉛筆やシャープペン(以下、鉛筆に統一)も箸もボールを蹴るのも全て左だったそうです。
幼稚園の時くらいに、多くの左利きの人が恐らくそうであったように、鉛筆と箸だけは右手に矯正されました。でも、このときは矯正されて嫌だったという記憶はありません。
その結果現在は、鉛筆と箸、あとハサミは右手で使うけど、それ以外は全部左手や左足を使っています。
それで、よくある話だと思うけど、最近左利きって不便だなと思う出来事が2つあったので書きたいと思う。
最近ではないけど、僕は野球でショートを守りたかったんだけど、「お前は左利きだから一塁か外野手ね。」って言われたときもショックでした。
もちろん左利きの人の割合は少ないし、「なんか俺って特別!」って思っていた時期もあったので、悪い面ばかりではないけどね。

駅の改札口

僕は今でも駅の改札口に頑なに左手で切符を入れます。
というか財布はズボンの左ポケットに入れて、左手で取り出すけど、意識しないと勝手に右手に財布を持ち替えて、左手で切符を持っていて、主人公がウルトラマンに変身するときのポーズのように、左腕を右側に出して入れてます。
ちなみに僕の友人は、この行動を「ウルトラマンになる」と表現していました。まあ的を射ているとは思いますが。
それで、最近電車に乗る機会自体が多くなり、また通勤・通学ラッシュの時間帯に電車に乗ることも多くなったけど、改札口から出るときにうまく切符を入れられないと、後ろに並んでいる高校生に舌打ちされたり、サラリーマン風の男性にため息をつかれたりすることが時々ある。
まぁ慣れれば簡単に入れられると思うけど、まだ慣れない。

筆圧

前々から思っていたけど、僕は他の人より明らかに筆圧が濃い。
鉛筆の持ち方、つまり指と鉛筆の当たる場所は同じだけど、たぶん鉛筆の根元の方をギュッと握っていて、ガシガシ書くという感じ。
これは左利きが不便なんじゃなくて、右持ちに矯正されたからだと僕は勝手に思っているけど、よくマンガの擬音表現で誰かが書いてるときに「サラサラサラ〜」とか、「さらさら書く」とかいう表現があるけど、未だに僕には理解できない。
若いときは全然気にしなかったけど、最近ずっと書いてると右腕が異様に疲れる。
鉛筆をもう少し上の方で持ってみたり、力を入れずに書いてみたりしたこともあったけど、字が汚くなるし、やっぱり無理だった。
筆圧が濃くて良かったと思うのは、複写式の用紙に記入するときは確実に下の紙まで写されているので、イチイチ心配する必要がないことくらい。

吃音?どもり?

今日wikipediaの左利きについて見てて気付いたんだけど、「吃音(どもり)」について。
前から「お前どもってんなぁ。」とか言われたことはあって、「どもりって何?」って思いながらも悪い意味なんだと思って、少しトラウマ気味になっていたけど、これは僕が歯の矯正もしていたから、それが原因で舌がうまく回らなくなったのかと思っていた。
でも、もしかしたら左利きを矯正されたからかもしれないと思うようになった。
まあ原因の候補が分かったところでどうしようもないし、自分が吃音かもしれないと自覚するようになってしまったので、今日以降なるべく思い出さないようにしようと思う。

以上。