ガラパゴス化について

茂木健一郎さんのクオリア日記「日本の大学のガラパゴス化」を読んで思ったことを書こうと思う。
まだ慣れていないので、有名な方のブログに勝手にリンクをしていいかわかりませんが、まあ読む人はいないと思うので、あくまで20代男性の一つの意見として書きます。

就職予備校化について

確かに日本の大学は就職予備校化していると思う。長期的に見たら国益も損なうだろう。
でも大学法人からしたら、「就職に強い」とか「就職に向けてのキャリア教育をします」というのは大学を親御さんにアピールする点で有効な手段である分、就職予備校化を辞めろとは言えないと思う。
またキャリア教育も日本人の丁寧さ・礼儀正しさの基礎を作っている(と個人的に思っている)し、昔のように大学で何の目的もなく遊び呆けるより、将来を意識して何かしている方がよっぽど良いので、そう捨てたものじゃないと思う。

日本の大学のガラパゴス化

日本国自体の旗色が悪くて、アメリカが相変わらず1位で、中国がものすごい勢いで日本を追い抜き、アメリカをも・・・という状態だから、日本の大学のやり方は全然ダメで、アメリカの大学を見習って世界中の大学生を集めようとする。
また中国がアメリカの名門大学に優秀な人をたくさん送ったり、日本のハーバード大学への留学生が減っている(から日本はヤバいぞ)というニュースを流して、「日本はダメ!」「日本の若者はもっと海外に出て行こうよ」という風潮を作る。
(個人的にはハーバード大学は、日本人大学生が減っても、他の国から集められるから問題は無いと思うけど、日本のことを憂慮してこういうことを言ってくれたのかなとも思う。そうすると、ハーバード大学ってなかなかすごいかも。)
まあ海外に出て行くことは「視野を広げる」・「グローバルな時代だから日本だけでは生きていけない」などの意味で有効だと思う。
英語も、今はアメリカやイギリスの言語ではなくて世界語だから、使えた方がいいと思っているし、ほとんど日本人もそれは分かっているはず。
けど、ハーバード大学など欧米の名門大学が既に世界中の優秀な大学生を青田買いしている以上、日本の大学は良くて二番煎じ、三番煎じになってしまう。
なので、もうちょっと別の方針でガラパゴス化を修正していった方が日本のためには良いんじゃないだろうか。

解決策ではないけど個人的な答え

ちょっと前から、世界はグローバル化に向かっているのに、日本は逆行してガラパゴス化していると言われているけど、僕個人の理解からすると、グローバル化って人種や文化など多様性が存在する、あるいはその多様性を認めるっていうことだと思う。
その定義で見ると、日本だけで見れば多様性がなくて全然ダメみたいに見えるけど、全世界で見たときに、ガラパゴス化した日本という存在も多様性の一つとして必要なんじゃないかと思う。
というより、もし全世界全ての国がグローバル化したら、それは「多様性」と言えるのかが疑問。地球という一つの枠で見たら、均質的だよね、たぶん。
そうなると、世界は発展しない気がする。世の中、変人が何%かは必要。
だから、↑でも言ったけど欧米と同じ方針ではダメだと思う。
人口などの面では、アジア全体では欧米より多いかもしれないけど、日本はガラパゴスな雰囲気を残しつつ、東アジア・東南アジア地域だけで結託するとかしないと、今後五十年また欧米の作った土俵・ルールで戦うはめになり、アジアの国々の一国として埋没すると思う。
というか、もうしているかも。

以上。
グローバル化ガラパゴス化の対比がよく分からないので書いてみました。